麻薬・覚醒剤等事犯検挙人員

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元プロ野球選手、清原和博被告に対し、東京地裁は懲役2年6月、執行猶予4年(求刑・懲役2年6月)の判決を言い渡した。残念としか言いようがない。自力更生は難しいだろう。再犯を犯さないことを祈るばかりだ。厚生労働省が「薬物乱用の現状と対策(平成26年2月14日現在)」を公表している。ここに主要な国の薬物別生涯経験率がある。これによると米国では41.9%が大麻を、14.7%がコカインを経験している。英国では11.9%もの人が覚せい剤を経験してるのだ。外国との比較では日本は遥かに経験率が少ない。

警察庁の「平成27年における薬物・銃器情勢」によると、平成27年の薬物事犯の検挙人員は13,524人で、ほぼ前年並みであり、このうち、覚醒剤事犯の検挙人員は11,022人と、ほぼ前年並みの一方で、大麻事犯の検挙人員は2,101人と、平成22年以来5年振りに2,000人以上となった。数字を見る限りでは悪化しているとも改善しているとも言えないが、根絶にはほぼ遠い状況にあると思う。

主要な国の薬物別生涯経験率

 

薬物・銃器対策に関する統計

薬物事犯の検挙状況

 

 

出所:厚生労働省「薬物乱用の現状と対策(平成26年2月14日現在)」
出所:警察庁「平成27年における薬物・銃器情勢」