外国語指導助手(ALT)

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札幌市で学校の英語の外国語指導助手(ALT)の派遣が中止になったという報道があった。業務委託業者がALTを確保できず、予定していた65人の確保が困難になったためだという。何とも情けない話だが、業者は65人派遣を2億3000万円で落札したという。一人当たり約350万円。

そう言えばテレビ東京の番組「Youは何しに日本へ?」を見ていると、日本に来ている外国人の英語教師の多いことに驚く。いったい何人外国人教師が日本に来ているのだろうと思っていた。調べてみた。

そもそもALTとは何か。ALTは外国語指導助手(Assistant Language Teacher)のことで、外国青年招致事業(JETプログラム)によって招かれている。これは総務省、外務省、文部科学省及び一般財団法人自治体国際化協会(CLAIR)の協力の下、地方公共団体が主体となって実施している国際的な人的交流事業である。歴史は長く、1987年から始まって、同年813名の外国語指導助手が来日している。

JETプログラム参加者の推移を表にまとめた。2002年には6,273名も来日したが、2015年には4,786名に減少している。国別では圧倒的にアメリカが多く、ジャマイカや南アからも100人前後来ているのが目に付いた。

JETプログラム参加者推移

JETプログラム参加者数(2015年7月1日現在)

 

出所:JET