探偵業

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ときおり郵便受けに探偵のチラシが入ることがある。浮気調査、信用調査など、あるテーマについて調べ上げていくということでは市場調査と同じ仕事になる。気をつけて街中を見ると電柱などに探偵のポスターが貼られているのに気づく。思ったよりその数が多いことに驚くのだが、探偵ってそんなに儲かる仕事なのだろうか。そういえばずいぶん前になるが知人が探偵になったという案内をもらった事がある。その後の事は分からないが。
そこで探偵業について調べてみた。平成26年警察白書に探偵業の統計があるのでこれを使うことにする。白書の統計資料2-27探偵業者の届出等の状況(平成21~25年)を見ると、探偵業者の届出の現在数は次の通り。

2009年 4,953(件)
2010年 5,172(件)
2011年 5,350(件)
2012年 5,546(件)
2013年 5,670(件)

徐々に増えているのは意外だった。このデータからは売上は分からないのでなんとも言えないが、少なくとも業界は上向いていると言えるだろう。日本の人口が1億2000万として2013年の探偵業者数5,670件で割ると人口約2万人に1件の探偵業者が存在することになる。弊社のある練馬区は人口70万人なので35件の探偵業者がいる計算になるが、それは少し無理がある。この業界の特徴で探偵業を本業にしていることはあまり無いようで、そのためか新規届出数が2013年815件に対し、廃止届けが687件にも上る入れ替わりの激しい業界でもある。

探偵業者の届出等の状況 届出の現在数(件)

探偵業者の届出等の状況 新規届出数と廃止届出数(件)
出所:平成26年警察白書_統計資料2-27探偵業者の届出等の状況(平成21~25年)