ホームからの転落件数

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10月1日、大阪でJRの駅のホームから視覚障害のある方が転落して亡くなった。またかと思った。落ちた時どんな気持ちだったろうかと想像すると胸が痛い。
ホームドアの設置は進んでいるものの、多くの駅のホームは今もまだまだ危険なままだ。どの位の人が駅のホームから転落しているのだろうか。
国土交通省が「駅ホームにおける安全性向上のための検討会」を開催しており、そこで配布された資料の中に「ホームからの転落件数の推移」がある。これによると、平成26年度(2014)の転落事故件数は3,673件。その内視覚障害者の方の件数は80件にも上る。平成21年度(2009)の転落事故件数が2,442件、視覚障害者の方は38件でしかなかったのに増加している。この間、ホームドア設置は進んできているはずで、少しでも減少するはずだと思うのだが。
ちなみにホームでの接触事故件数は、平成26年度(2014)が227件。その内視覚障害者の方は2件でしかない。
なお、平成29年版交通安全白書によると、ホームでの死傷者数は、平成28年(2016)死者24人、負傷者155人となっている。
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ホームからの転落件数の推移

ホームでの接触事故件数の推移

ホーム事故の件数と死傷者数の推移

 
出所:国土交通省 駅ホームにおける安全性向上のための検討会 第1回検討会(2016/8/26)配付資料
 
出所:平成29年版交通安全白書