公立学校の木造校舎建築数

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安芸高田市立郷野小学校の最後の入学式が行われたと報道された。古い木造校舎が特徴的な小学校で、今後は校舎の再生プロジェクトが検討されているようである。

ところで木造校舎だが、もう時代の役割を終えて消えていくものと思っていたら、新しく建築される学校校舎の約2割が木造で建てられていることを知った。

文部科学省は「学校施設における木材利用」という調査を毎年実施している。そこにまとめられている「木造施設の整備状況及び非木造施設の内装木質化の状況(新しく建築された学校)(単位:棟)」の各年度のデータを整理して、表、グラフにしてみた。

平成23年度(2011年度)は1,240棟の公立学校が建てられ、その内188棟、15.2%が木造である。翌平成24年度(2012年度)は、1,217棟建てられ、うち244棟、20.0%が木造だった。その後もほぼ新しく建てられる学校の20%が木造で建てられている。

木造校舎の耐久性、安全性が非木造と比較してどうなのか分からないが、やはり木の校舎には愛着もあり、感触も心地いいので望ましいと感じる人も多いだろう。しかし、なぜ木造の建築比率が2割程度に留まっているのだろうか。

なお公立学校とは、幼稚園 小学校 中学校 義務教育学校 高等学校 中等教育学校 特別支援学校のことである。
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グラフ_木造施設の整備状況及び非木造施設の内装木質化の状況(新しく建築された学校)

木造施設の整備状況及び非木造施設の内装木質化の状況(新しく建築された学校)

 
出典:文部科学省 木の学校づくり 学校施設における木材利用