避難所数

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九州の記録的な豪雨で被害が拡大している。ここまで被害が大きくなるとは思っていなかった。災害が発生すると気になるのが避難所だ。今回も小学校の体育館に多くの人たちが避難しているという。今の時期に冷房もない厳しい環境下で避難を続けなくてはならない。

これだけ自然災害が頻繁に起きているのだから、避難所ももっとしっかり準備しておけないものなのだろうか。避難所の数はどの位あるのだろうか。

少し古いデータだが、内閣府(防災担当)が「避難所の運営等に関する実態調査(市区町村アンケート調査)調査報告書」を平成27年3月に発表している。それによると、指定避難所数(平成26年10月1日現在)は、全国で合計48,014施設(944 自治体)となっており、そのうち福祉避難所数は7,647 施設(791自治体)となっている。

指定避難所とは次のように定義されている。
①市区町村長が災害対策基本法に基づき、指定避難所として指定し、都道府県知事への通知と公示まで完了したもの。
②通知と公示の手続が完了していない避難所でも、市区町村長が指定したもの。
また福祉避難所とは、災害発生時に高齢者・障害者・妊産婦など特別な配慮を必要とする人を受け入れる避難所のことである。

避難所の数が合計48,014というのが多いのか少ないのかよく分からない。都道府県別にデータがあるので見てみる。指定避難所数は、長野県が2,932で最も多い。長崎県が2,274。新潟県が2,033である。一方、神奈川県は、たったの72でしかない。これから必ずやってくるという大規模な震災に対して万全の準備がされることを願うばかりだ。
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指定避難所数

 

指定避難所実態調査結果(平成26 年10 月1日現在)

 
出所:内閣府 避難所の生活環境対策 避難所の運営等に関する実態調査 調査報告書修正版(平成27年3月)