都道府県別出国率

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宮崎日日新聞が「宮崎県の県民出国率が低水準にあることから、パスポート取得費用の補助対象を拡大するなど、海外渡航者を増やす対策に力を入れている」と報じた。宮崎県の2016年の出国率は4.2%(速報値)と全国平均(13.5%)を大きく下回っているという。では、各都道府県の出国率はどうなっているのか調べてみた。

法務省の出入国管理統計出入(帰)国者数年次2015年がある。その中に「住所地別 出国日本人の年齢及び男女別」データがあるのでこれを利用する。それと総務省統計局の「都道府県別人口と人口増減率」を使って出国率を計算する。

都道府県別出国率(2015年)は全国平均が2015年のデータだが12.8%。宮崎県は3.9%でしかない。東京の25.0%と比較すると6分の1でしかない。そもそも東京等大都市と比較する意味はないのだが。長崎や大分と比べると低いが鹿児島よりは上である。出国率をランキングにすると宮崎は42位である。ランクは低いが、逆に出国率が長崎や大分並みになったらどういうメリットがあるのだろうか。負い目を感じることはないと思うのだが。




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都道府県別出国率 (2015年)

都道府県別出国率(2015年)ランキング

 
出所:法務省 出入国管理統計
 
出所:総務省統計局 第2章 人口・世帯