駐車場

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コインパーキングの料金表示が誤解を招く表現になっているというニュースがあった。そういえば1日最大○○円で2日駐車したら単純に2倍かと思ってしまうがそうではない。しかし違法ではないので取り締まるわけにもいかないらしい。

ところで駐車場っていったいどの位あるのだろうか。近所の小さな空き地もすぐにコインパーキングになっているので、その数は膨大だろうと思う。

国土交通省が自動車駐車場年報というものを出している。これによると平成25年(2013年)末で4,778,047台。昭和33年(1958年)にはたったの6,049台でしかなかった。一貫して急増してきた駐車場だが、じつはこの統計には500㎡以下のコインパーキングや一般の月極駐車場は含まれていない。日本にはいったいどれほどの駐車場があるのだろうか。

グラフを見ると附置義務駐車場の増加が目立つ。路上駐車場や都市計画駐車場は非常に少ない。駐車場の分類だが、ここでは一般公共の用に供する駐車場のことで、これは路上駐車場と路外駐車場に分かれる。路上駐車場はその名の通り、路面にある駐車場である。路外は路面以外に設置される駐車場で、500㎡以上のものをいう。それ以下のものは入っていない。路外駐車場には都市計画駐車場という都市計画で定められた駐車場があり、届出駐車場とは500㎡以上で有料で自治体に届けたものがある。附置義務駐車場とはスーパーや百貨店など大規模建築物に附置することが義務付けられている駐車場のことである。これが最も大きく増加してきたのである。駐車場についてはもっと細かく統計を取ることが可能だと思うのだが。

年度別駐車場整備状況

 

年度別駐車場整備状況グラフ

 

出所:国土交通省・平成26年度版 自動車駐車場年報(国土交通省都市局街路交通施設課)