Webの中国新聞を読んでいたら、松江市ゆかりの小泉八雲の怪談「耳なし芳一」にちなみ耳の形のまんじゅうが開発されたという記事を目にした。子供の頃「耳なし芳一」を読んで強烈に怖かった記憶が残っているので、なぜ耳をまんじゅうにしようとしたのか、そんなに怖いものが売れるのか、現物はどんなものか知りたくなった。写真を見る限り、かわいくて美味そうだ。普段まんじゅうなんてあまり食べないので、いったいどの位消費されているのか調べてみた。
今回も総務省の家計調査を利用する。家計調査の1世帯当たり年間の品目別支出金額及び購入頻度の時系列(支出金額)-2006年~2013年総世帯でまんじゅうへの支出額を時系列で見ると、2006年年間1,352円、2013年1,212円でしかない。あくまでも平均値だから小さく見えるが、1ヶ月当り100円程度でしかない。もうまんじゅうなんて食べる時代ではないのだろうか。しかしスーパーには必ず和菓子のコーナーが小さく設けられているので根強い需要はあるのだろう。最近は1個単位で小分けにされているのが多い。
地域別のまんじゅう消費ランキングでは、山口市がトップで2,481円。鹿児島、高松、名古屋など西日本が上位を占めている。東北では福島が14位に食い込んでいるのが興味深い。先ほどの耳まんぢうの松江市は1,669円で17位に位置している。
出所:家計調査(二人以上の世帯) 品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング(平成23年(2011年)~25年(2013年)平均)