アパートローン残高

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アパートローンがバブルになっているという。アパートローンとは、アパートやマンションなどを、自分が居住するために購入するのではなく、投資目的で購入・建築する時に利用できるローンである。
バブルというからには危ないことになっているのだろうか。日本銀行が公表している、「貸出先別貸出金(業種別、設備資金新規貸出)一覧」を見てみた。ここから不動産業の「個人による貸家業」のデータを時系列でまとめてみた。
最近では国内銀行3勘定合算が以下のように推移している。

2014年12月、20兆7,865億円
2015年12月、21兆1,250億円 前年比101.6%
2016年12月、22兆1,668億円 前年比104.9%

人口が減っていく中で、アパートへの投資が増えていく。それがバブルと言われる所以だろう。ちなみに信用金庫の「個人による貸家業」への貸し出しは以下の通り。

2014年12月、5兆7,165億円
2015年12月、5兆8,411億円 前年比102.1%
2016年12月、5兆8,267億円 前年比099.7%

規模は小さいものの、総貸出金に占める割合は2016年12月末で国内銀行3勘定合算が4.6%、信用金庫が8.4%と倍近い。アパートローンへの貸し出しが重荷になるのか。




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不動産業・個人による貸家業

 

 
出所:日本銀行 貸出先別貸出金(業種別、設備資金新規貸出)一覧