家具

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大手の老舗家具販売店が大変なことになっている。親子で主導権を争うというドラマのような展開にメディアも飛びついているが、これは家具市場の将来をどう見るかの争いであって、単なる親族の骨肉の争いとは言えない。実際、家具は市場が縮小を続け、復活するような明るい材料は見当たらない。商業統計の家具小売業年間商品販売額の推移を見ると、バブル崩壊時の1991年には2兆7000億円にも膨れ上がったものの、その後減少を続け2012年には8264億円と2兆円近く消えてしまったのだ。これほど大きな変化の中にあっては、いままでとは同じ事をやっていてはと言う焦りが出てくるのも分かる。
商業統計 第1表 産業分類細分類別、年次別の事業所数(法人・個人別)、従業者数、年間商品販売額、商品手持額及び売場面積

グラフ・家具小売業年間商品販売額(百万円)
出所:経済産業省 商業統計