ハウスみかん出荷量

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「全国4割のシェアを誇る日本一のハウスミカン産地のJAからつで、今シーズンの出荷が始まった。」と佐賀新聞が報じた。もうみかん? 今ではいつでも何でも食べられるから驚くことでもないのだが、でもやっぱりまだ5月、みかんは炬燵に入ってテレビを見ながら食べるものというイメージからは距離があり過ぎる。
ハウスみかんは1960年代末に商品化され、果実が品薄な時期に出荷されるため業者からも歓迎されたそうだ。ではこのハウスみかん、今はいったいどの位出荷されているのだろうか。
農林水産省の「作物統計 作況調査(果樹)」にハウスみかんの収穫量、出荷量の時系列データがある。みかんそのものは1973年には338万9,000トン収穫され、305万2,000トンが出荷されていた。その後徐々に減少を続け、2016年には収穫量は80万5,100トン、出荷量は71万7,500トンにまで落ち込んでしまった。
ハウスみかんのデータは1991年から取られている。収穫量は6万4,400トン、出荷量は6万1,200トンである。これも減少を続け、2016年には収穫量2万1,100トン、出荷量2万0,000トンでしかない。
ハウスみかんは普通のみかんと違った時期を狙った商品なのだから、普通のみかんと同じような動きをしなくてもいいような気がするのだが、両者とも急激に減少しているところを見ると要因は同じと見るべきだろうか。
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みかん

 
出典:農林水産省 作物統計 作況調査(果樹)