未だに増加し続ける中国の出稼ぎ労働者。先だって中国国家統計局が発表した「2017年农民工监测调查报告」によれば、2017年の農民工(農村出身の出稼ぎ労働者)の数は2億8,652万人。日本の人口の2倍以上の人たちが出稼ぎで働いている。その農民工の内、外出农民工(地元から離れて働いている労働者)は1億7,185万人。本地农民工(地元で働く労働者)は1億1,467万人である。外出农民工(地元から離れて働いている労働者)の内、都市で働く进城农民工は1億3,710万人にも上る。
グラフを見て明らかなように、中国の出稼ぎ労働者の人数は右肩上がりに伸びている。ちなみに日本の出稼ぎ労働者は、厚生労働省のデータによれば、昭和47年度(1972年度)の約54万9,000人をピークに減少を続け、平成22年度(2010年度)には約1万5,000人となった。
日本の出稼ぎ労働者の推移