車輪脱落事故発生件数

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昨年10月、岡山県津山市の中国自動車道で、落下物のスペアタイヤで横転した大型トレーラーに巻き込まれ、母娘2人が死亡した事故で、岡山県警はスペアタイヤを落とした車両の所有会社を特定して発表した。このニュースを聞いた時、タイヤを落とした杜撰なドライバーに怒りを覚えた。

この杜撰なドライバーはどの位いるのだろうか。国土交通省が「車輪脱落事故発生状況」というデータを公表している。これによると平成14年(2002年)には車輪脱落事故は11件発生している。それが平成16年(2004年)には87件に跳ね上がったが、翌平成17年(2005年)には61件に減少し、平成23年(2011年)には再び11件にまで減少した。ところが再び増加に転じ、平成28年(2016年)には56件にまで増えている。この増減について国土交通省はコメントしていないが、年間40~50件ものタイヤが道路に落ちていると、いつか自分が被害者になるのでは不安になる。まして夜間だったら避けることは不可能だろう。
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平成27年_車輪脱落事故発生状況

平成28年_車輪脱落事故発生状況

 
出典:国土交通省 報道発表資料 ホイール・ボルト折損による大型自動車等の車輪の脱落事故防止について 平成28年11月4日 別紙1 車輪脱落事故発生状況(PDF形式)