広島市内電車運輸状況

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JR吉備線の岡山-総社間のLRT(次世代型路面電車)化構想で、岡山、総社両市とJR西日本が最終合意に達したと報道された。15年かかったそうだ。LRTは東京でも導入計画が進められている。

路面電車と言えば、やはり広島だろう。広島駅に着くとまず目にするのが路面電車。今もこんなにたくさん走っているのがうらやましくなる。いったい広島の市内電車の状況はどうなっているのだろう。

広島市が出している「広島市統計書(平成28年版)」のI運輸及び通信に市内電車運輸状況のデータが記載されている。これによると市内電車の車両数は平成27年度(2015年度)で149両もある。2年前から2両増えている。年間乗車人員の総数は、平成27年度(2015年度)が3,892万7000人。4,000万人近くが利用している。都市交通に路面電車が大きな役割を担えることを証明していると言える。

2017年3月24日に都電について紹介したが、東京の都電は現在1系統のみで、平成26年度(2014年度)の乗車人員総数は1,660万8000人。車両数は36両。たった1系統でこれだけの乗客を運んでいる。

ちなみに昭和39年度(1964年度)、東京オリンピックのあった年だが、都電は1,169両も走っていた。乗車人員の総数は4億8,841万8,905人。5億人に迫る主要な交通手段だったのだ。

 
参考:(2017年03月24日)都電
 
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市内電車運輸状況

都電の運輸成績_昭和39年度

 
出典:広島市統計書(平成28年版)