病院の数

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Yahoo!ニュースでドコモが医療機関向け事業に参入という記事を見た。クラウド上に患者の医用画像を保存してスマートフォンを使って画像にアクセスできるサービスだそうだ。医療機関はIT企業にとっては古くて新しいターゲット分野だ。しかしターゲットにする医療機関はどうなっているのだろう。確認しておきたい。厚生労働省の医療施設調査によると、2012年(平成24年)の病院数は8,565で1990年(平成2年)の10,096から1,531も減少しているではないか。一方、規模の小さい一般診療所は2012年(平成24年)が100,152で1990年(平成2年)の80,852から19,300も増加している。こうした背景には医療費の増大、国や自治体の財政難などがあって、医療機関は民間病院を中心にダウンサイジングによる経営効率化を図っている実態がデータに表れている。参考までに歯科診療所数は2012年(平成24年)で68,474もある。コンビニエンスストアの店舗数50,480店(2014年5月)を遥かに上回る数である。

平成24年医療施設(動態)調査上巻2012年_病院数・一般診療所数・歯科診療所数
出所:厚生労働省・医療施設調査