漁業産出額

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先だって、漁獲規制の成功により、大西洋クロマグロの資源量が回復し、漁獲量が増える見通しという報道があった。うれしい知らせだが、クロマグロに限らず、漁獲全体はどうなっているのか。今回は漁獲の量ではなく、金額について見てみた。

農林水産省が漁業産出額の統計を取っている。「漁業産出額平成27年調査結果の概要」によれば、平成27年(2015年)の漁業産出額は、海面漁業・養殖業及び内水面漁業・養殖業が全て増加したことにより、1兆5,912億円となり、前年に比べ5.8%増加した。増加した要因は、まぐろ類のめばちやきはだ、かつお類の価格が上昇したこと、また、いわし類のまいわしの漁獲量が大幅に増加したこと等によるとしている。

魚種別産出額累年統計で時系列に見ると、漁業産出額は1970年代から80年代にかけて急上昇し、1990年代に入ると急激に下降している。とくにマグロやカレイ、ヒラメの動きが激しいのが分かる。全体としては下降傾向が続いている。
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漁業産出額 海面漁業 (1)

漁業産出額 海面漁業 (2)

海面漁業 (1)

海面漁業 (2)

 
出所:農林水産省 漁業産出額 長期累年統計表一覧