出火原因の推移

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埼玉県上尾市小敷谷のマンション敷地内で、ミニバイク2台と軽乗用車1台が燃える火災があった。けが人はいなかった。上尾署によると、上尾市内では不審火とみられる火災が10月中旬から連続発生しており、この日の火災を含めて12件に上ると埼玉新聞が報じた。

なぜこんなことをするのか。心が病んでいるのだろうが、少数の人がやっているに違いないと思う。ところが消防統計を見るとそうでもなさそうだ。

平成28年版消防白書の「主な出火原因の推移(上位10位)」を見ると、出火原因のトップはいつも放火だ。しかも19年連続して出火原因の第1位を記録している。さらに放火の疑いも含めると平成27年(2015年)は全体の16.6%を占める。多い年は20%近くを放火と放火の疑いが占めている。

タバコやたき火や火遊びは注意すれば防げるが、放火については人の心を取り締まらなくては防ぐことは難しいだろう。
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附属資料9 主な出火原因の推移(上位10位)

 
出所:消防庁 平成28年版消防白書 附属資料9 主な出火原因の推移(上位10位)