海外邦人援護件数

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2015年(平成27年)我国の在外公館で取り扱った海外における事件・事故等に係わる総援護件数は約1万8,000件で、総援護対象者数は約2万人に上る。援護件数・人数の推移総括表を見ると、2006年の総件数は16,523件だった。その後増減はあるものの徐々に増えてきている。

2015年の内訳は以下の通り。

総 件 数:18,013件
強盗・窃盗・詐欺(被害犯罪・財産犯):4,473件
遺失・拾得物 (旅券・財布等):3,256件
そ の 他 (事故・犯罪加害・他案件):10,284件
総 人 数:20,387人
死亡者数:533人
負傷者数:328人
海外渡航者数:16,213,789人

海外渡航者数が2006年の1,753万4,565人から2015年1,621万3,789人へと減少しているにも関わらず、援護件数・人数が増加傾向にあるのが特徴的である。

一方、援護件数の多い在外公館上位20公館では、タイがトップで1,028件。次がフィリピン974件、上海927件、ロサンゼルス752件、ニューヨーク669件と続いている。

ちなみに在外公館とは,大使館,総領事館,政府代表部のことである。

・大使館
基本的に各国の首都におかれ,その国に対し日本を代表するもの。

・総領事館
世界の主要な都市に置かれ,その地方の在留邦人の保護,通商問題の処理,政治・経済その他の情報の収集・広報文化活動などを行う。

・政府代表部
国際機関に対して日本政府を代表する機関。

世界各地に200を越える数の在外公館がある。
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援護件数・人数の推移総括表

援護件数の多い在外公館上位20公館

 
出所:外務省 海外安全ホームページ 海外邦人援護統計