港湾数

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神戸港開港150年記念事業が行われている。神戸港は西暦では1868年1月1日、和暦では慶応3年12月7日に開港した。1868年に開港したのだから、2018年が150周年記念の年になる。それなのに1年前の今年150周年の記念事業を開催している。理由は分からない。この神戸港、国際戦略港湾に指定されている重要な港である。

港湾には以下のような種類がある。(国土交通省の定義)

・国際戦略港湾
長距離の国際海上コンテナ運送に係る国際海上貨物輸送網の拠点となり、かつ、当該国際海上貨物輸送網と国内海上貨物輸送網とを結節する機能が高い港湾であって、その国際競争力の強化を重点的に図ることが必要な港湾として政令で定められた港湾。
・国際拠点港湾
国際戦略港湾以外であって、国際海上貨物輸送網の拠点となる港湾として政令で定められた港湾。
・特定重要港湾
重要港湾のうち、国際海上輸送網の拠点として特に重要な港湾として政令で定められた港湾。
・重要港湾
国際戦略港湾及び国際拠点港湾以外であって、海上輸送網の拠点となる港湾その他の国の利害に重大な関係を有する港湾として政令で定められた港湾。
・地方港湾
国際戦略港湾、国際拠点港湾及び重要港湾以外の港湾。

港湾を管理・運営しているのは港務局や地方自治体だったが、東アジアの経済成長に伴い、日本の港湾の位置付けが相対的に低下すると懸念され、平成23年(2011)3月に港湾法が改正され、港湾運営会社制度が導入された。

国土交通省の港湾関係統計によれば、日本の港湾数は(2017年4月1日現在)994ある。港湾管理者別で見ると、都道府県が598、市町村328、港務局1、一部事務組合6となっている。

地図を見ると港湾は瀬戸内に集中しているのがよくわかる。国際戦略港湾は東京、川崎、横浜、大阪、神戸に置かれている。そして太平洋側に多く、日本海側には少ない。中国・韓国・ロシアなど日本海周辺の対岸諸国との関係を考えると、日本海側港湾の充実も必要なのではないだろうか。
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港湾数一覧、国際戦略港湾、国際拠点港湾及び重要港湾位置図

 
出所:国土交通省 港湾関係統計データ 港湾数一覧、国際戦略港湾、国際拠点港湾及び重要港湾位置図