路上横臥事故

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路上横臥事故とは、路上に寝込んだ人が車にはねられる事故のことである。最近増えているので警視庁も「寝込まナイトキャンペーン」等を実施して事故防止に努めている。

路上に寝込んで車に轢かれるという事故は時折ニュースで見ることはあるが、めったにないことだと思っていた。しかし、そうでもないそうだ。警察庁の「平成28年における交通事故の発生状況」によれば、平成24年(2012)の路上横臥事故件数は403件。こんなにもたくさんの人が路上で寝ているのか。平成25年(2013)は369件、平成26年(2014)356件、平成27年(2015)347件、平成28年(2016)は325件となっている。徐々に減少しているものの、決して少ない数字ではない。

なぜ寝ているのか。これについては、内閣府第3回アルコール健康障害対策関係者会議の教育・誘引防止・飲酒運転等ワーキンググループで配布された資料8警察庁交通局配布資料「路上横臥者が関与した交通事故件数」に飲酒との関連データが記載されている。

これを見ると想像通り路上横臥は飲酒と大いに関係がある。データが平成27年7月10日の会議で配布されているので若干の違いがあるが、そのまま使う。平成24年(2012)の路上横臥者が関与した事故件数が400件だが、その内「飲酒あり」が232件。とくに夜間は317件の内、218件が「飲酒あり」である。翌年、翌々年も同様に推移している。飲酒は危険である。深酒はくれぐれもご注意!
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事故類型別交通事故件数の推移

路上横臥者が関与した交通事故件数

 
出所:警察庁・平成28年における交通事故の発生状況
 
出所:内閣府第3回アルコール健康障害対策関係者会議・資料8警察庁交通局配布資料「路上横臥者が関与した交通事故件数」