ガソリンの値上がりが続いている。資源エネルギー庁によると、もう10週連続で値上がりしているそうだ。中東情勢が不安定だから仕方ないのかもしれないが、ガソリンのニーズも高まって輸入量も増えているのだろうかと疑問を感じたので調べてみた。
経済産業省生産動態統計から原油のデータを取り出してグラフにしてみたら、原油輸入量は増えていなかった。増えていないどころか2013年は減少しているではないか。1990年代と比較すると大幅に減少している。しかし大震災以降、原発は全部止まっているから石油の消費も増えているかと思ったら、火力発電の燃料は今や石炭や天然ガスが中心なので原油に影響は無いようだ。やはり実際のデータを確認しなくては勘違いしてしまう。