厚生労働省が平成27年(2015年)の市区町村別にみた平均寿命を公表した。男では神奈川県横浜市青葉区が83.3年で最も高く、女では沖縄県中頭郡北中城村が89.0年で最も高い。平均寿命とは0歳の平均余命である。今0歳の人があと何年生きられるかということである。
平均寿命を計算する際に利用されるデータに「死亡時年齢別日本人死亡数」というものがある。つまりその年に何歳の人が何人亡くなったかというデータである。
「表Ⅳ-2性・死亡月・生年及び死亡時年齢別日本人死亡数(平成27年)」によれば平成27年(2015年)に亡くなった人数は、男が66万6,707人、女が62万3,737人、男女合計で129万0,444人が亡くなっている。亡くなった人の年齢で最も多いのが、昭和3年(1928年)生まれの87歳で、2万8,133人が亡くなっている。男女別で見ると、男で最も亡くなった人数が多い年齢が、昭和7年(1932年)生まれの83歳で1万4,209人が亡くなっている。一方、女ははるかに長生きだから、最も多いのは大正14年(1925年)生まれの90歳で、1万5,871人だった。
表を見ると100歳以上で亡くなる人たちが数千人単位になっていることに目を見張らざるを得ない。人生100年時代到来を感じる。