体育・スポーツ施設数

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テニスボールを買おうとすると、けっこう苦労をする時代である。以前は規模の大きいスーパーやホームセンターには必ずスポーツ用品売り場があった。テニスボールなんてどこでも買えた。ところが今はそうではない。買おうとすると新宿や池袋まで行く必要がある。または郊外の大規模スポーツショップだろう。なぜこういうことになってしまったのだろう。

文部科学省・スポーツ庁の「体育・スポーツ施設現況調査」から施設別の数を整理してみた。これによると、スポーツ施設数は1996年が25万8,026箇所、2002年23万9,660箇所、2008年22万2,533箇所、2015年19万1,356箇所と大きく数を減らし続けている。こんなにも減っているとは少々驚いた。体育館、多目的運動広場、水泳プール(屋外)、庭球場(屋外)、野球場・ソフトボール場、ゲートボール・クロッケー場等主要なスポーツはことごとく施設を減らしている。

高齢化、少子化が影響しているだろうが、それ以外にもスポーツそのもののニーズが減っているからだと思う。健康のために運動をする人は多いかもしれないが、楽しいからスポーツをするという人たちは減少している。
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体育・スポーツ施設数推移

体育・スポーツ施設現況調査

 

 
出所:文部科学省スポーツ庁 体育・スポーツ施設現況調査