農業の縮小が止まらない。2015年農林業センサスによると、農林業経営体数(平成27年2月1日現在)は140万4千経営体で、5年前に比べて32万3千、18.7%減少した。10年前の平成17年(2005年)208万5千からでは68万1千経営体も減少している。林業も平成17年(2005年)の20万から平成27年(2015年)では8万7千と半分以下になってしまった。
一方、法人経営は着実に増えている農業経営体の場合、平成17年(2005年)1万9千だったのが、平成27年(2015年)には2万7千にまで増加している。
しかし、年齢別農業就業人口の構成を見ると、平成17年(2005年)には農業就業人口335万3千人で65歳以上が58.2%も占めていた。それが10年後の平成27年(2015年)の農業就業人口は209万7千人、65歳以上は63.5%にまで増えている。人口は減るし、年齢は上がる。このペースで進んだら10年後はどうなるのだろう。
注:農業経営と林業経営を併せて営んでいる経営体があるため、農業経営体数と林業経営体数の合計と農林業経営体数は一致しない。
出所:2015年農林業センサス