罰金刑執行金額

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陸上自衛隊員が酒気帯び運転で停職15日の懲戒処分を受けた。今年の1月にも飲酒運転で切符を切られていたので、罰金30万円の処分を受け、依願退職の意向を示していると京都新聞が報じた。30万円あればどんだけ飲めただろう。

ところでこの罰金だが日本全国でどの位の規模になるのだろうか。検察統計に「最高検,高検及び地検管内別 罰金刑執行件数及び金額」というデータがある。これを時系列に整理してみた。

平成28年度(2016)の罰金刑執行金額(本年度)は475億9,104万円。平成20年度(2008)の740億1,540万円から大幅に減少している。740億円が470億円に減少したというのは、それだけ犯罪も減ったということだろう。

高検及び地検管内別、つまり地域別の罰金刑執行金額を見ると、やはり東京高検管内が最も多く187億6,484万円。次が大阪高検管内で85億8,576万円。名古屋高検管内と福岡高検管内がほぼ同じで、名古屋が54億5,654万円、福岡が54億9,521万円である。

しかし、これだけ罰金が減少すると困る人たちもいるだろう。
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罰金刑執行金額

高検及び地検管内別罰金刑執行金額

 
出所:法務省 検察統計