短期大学数

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青山学院女子短期大学は、2019年度から学生募集をやめると発表したと朝日新聞が報道した。女子の四年制志向や志願者減少が主な要因である。もう短期大学の役割は終えたのだろうか。

文部科学省の学校基本調査によると、短期大学の学校数は平成8年(1996)の598校がピークで、その後減少の一途を辿り、平成28年(2016)には341校になった。前回の東京オリンピック(昭和39年(1964))の年の339校とほぼ同じ校数である。

在籍者数は平成5年(1993)の53万0,294人がピークで、こちらも減少を続け、平成28年(2016)は12万8,460人と4分の1に激減した。

平成26年8月6日に中央教育審議会大学分科会大学教育部会・短期大学ワーキンググループが「短期大学の今後の在り方について(審議まとめ)」をまとめた。これによると、

短期大学制度は,昭和24年6月の学校教育法(昭和22年法律第26号)の一部改正により,暫定的な制度として昭和25年4月に発足した。そして、昭和39年6月の学校教育法一部改正で短期大学は恒久的制度とされた。その後、平成17年度には短期大学卒業者に対する「短期大学士」の学位授与制度が創設されている。

もともと暫定制度だったものが、学位が授与されるまでになった。この間、短期大学制度はその役割を果たしてきたことは確かだ。しかしここまでくると学生のニーズを満たせるだけの力は残っているのだろうか。
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短期大学の学校数,在籍者数

 
出所:学校基本調査 年次統計