真珠の収穫量

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7月11日は「養殖真珠発明記念日」だったそうだ。真珠に記念日があったなんて知らなかった。真珠と言えば昔は輸出の花形で外貨獲得に大きく貢献した産業だった。今はどうなっているのだろうか。

農林水産省の「海面漁業生産統計調査」から養殖魚種別収獲量(種苗養殖を除く。)の真珠養殖のデータを時系列でまとめてみた。平成15年(2003)の浜揚量は約31トン。「浜揚げ」とは、養殖した貝から真珠を取り出す作業のことを言う。それが平成28年(2016)には20トンを切って、19.8トンにまで減少してしまった。過去一貫して減少傾向が続いている。

産地別に見ると、平成15年(2003)当時は長崎がトップで10トン以上生産していた。2年後の平成17年(2005)には愛媛が9.1トンで長崎の8.9トンを追い抜いた。その後は両県が追いつ追われつ、抜きつ抜かれつで推移してきたが、直近の平成28年(2016)では、愛媛が7.6トン、長崎6.7トン、三重4.2トンが3大産地として支えている形だ。業界としても下げ止まりの兆しが見えてきたのだろうか。
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真珠の収穫量
出所:農林水産省 海面漁業生産統計調査