結核患者数と死亡数

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岡山で専門学校生ら16人が結核に集団感染したというニュースを見た。今もときどきこういうニュース見ることがある。結核は過去の病気ではないこともよく聞く。しかし、集団感染のニュースを見てもそれほど驚かないというのも現実である。では現在、結核患者の状況はどうなっているのだろうか。厚生労働省の「平成27年 結核登録者情報調査年報集計結果」のデータを調べてみた。
まず結核による死亡者数はどうなっているのだろうか。昔は結核は恐ろしい病気だったというのは知っている。表3.結核の死亡数及び死亡率の年次推移のデータを見ると、昭和25年(1950)の死亡数は121,769人にも上る。すごい数だ。しかし、そこから一気に減少し始め、昭和55年(1980)には1万人を切って6,439人だった。平成8年(1996)には3,000人を切って2,858人に減少した。しかしそこからは減少は緩やかになり、平成27年(2015)になってやっと2,000人を切って1,955人を達成した。昔と比較したら激減しているが、それでも毎年2,000人が結核で亡くなっているのは見逃すことはできない。
結核患者数はどうなっているかというと、表4-1.新登録結核患者数及び罹患率の年次推移のデータでは、平成27年(2015)は18,280人となっている。平成4年(1992)の48,956人からは半分以下になっているが、それでも2万人近く存在するとは意外だった。結核を侮ってはいけない。
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結核の死亡数及び死亡率の年次推移

 

新登録結核患者数及び罹患率の年次推移
出所:厚生労働省・平成27年結核登録者情報調査年報集計結果