千葉テレビが東京湾岸の石炭火力発電所の建設計画をめぐり、市民団体が計画の撤回を求める申し入れ書を千葉県に提出したと報道した。発電所と言えば火力発電所、原子力発電所、水力発電所だが、火力発電はLNGや石油が燃料かと思っていたら、石炭が占める割合はかなり大きいらしい。
経済産業省・資源エネルギー庁の電力調査統計の発電実績(平成29年1月)によると、水力発電の占める割合は7.1%、火力発電の占める割合は89.9%、原子力発電が1.6%、新エネルギー発電が1.4%となっている。最も多いのはもちろんLNGで46.8%を占めている。次に石炭で31.9%。全発電量の約3分の1に上る。石炭がこれほど重要な役割を担っていたとは。
エネルギー白書2016によると、国内の石炭は消滅してしまったものの、輸入石炭は一貫して増加している。とくに発電所で使われてる一般炭は1980年代から輸入が拡大し始め、今も増加が続いている。