病院経営の現状

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福島民報が福島市の病院関係者から「医師や看護師の人件費が高騰している。何とかしてほしい」「経営は赤字続きで資金が底を突きそうだ」という声が聞かれると伝えている。福島は原発事故で医師や看護師が流出して大変な状況になっているという。そのため病院経営も困難を極めるという事態になっている。
福島に限らず最近では弊社の近くの大病院も閉鎖問題で騒動が起きたことがある。それほど病院経営は厳しい時代になっているのだろう。実態はどうなっているのか厚生労働省の「第20回医療経済実態調査の報告(平成27年実施)」を見てみた。
それによると医療機関の損益状況は、医療法人と個人は当然だが黒字で、国立、公立、公的機関や社会保険関係法人等はすべて赤字だ。黒字とは言っても医療法人の場合、税引き後の利益率は1.2%程度でしかない。平均病床数が200床未満の135床の中小規模病院だから経営は厳しいのかもしれない。なお国立、公立、公立など含めると全体では当然赤字になっている。
福島の場合は、震災前は黒字経営だったのが、震災後赤字になっているというので、原因は明確だと思う。
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第20回医療経済実態調査 (医療機関等調査) 報告
出所:厚生労働省 医療経済実態調査(医療機関等調査)