米国によるシリアへのミサイル攻撃、さらに米国空母の朝鮮半島への接近と、世界は危うい雰囲気になってきた。化学兵器、核兵器といった大量破壊兵器の存在が事態を緊迫させている。
その中の核弾頭を搭載する大陸間弾道ミサイル(ICBM)について各国のデータを見てみた。
平成28年版防衛白書の「各国の核弾頭保有数とその主要な運搬手段」によれば、ICBMを保有するのは米国、ロシア、中国で、米国450基、ロシア332基、中国52基である。一方、英国、フランスはICBMを持たずに、移動可能なSLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)を保有している。英国が48基、フランスは64基。もちろん米国なども保有していて、米国336基、ロシア192基、中国48基となっている。
保有核弾頭数は米国約4,760、ロシア約4,380、英国215、フランス300、中国約260.
他にインド、パキスタン、イスラエル、北朝鮮が保有しているとされている。
出所:防衛省 防衛白書