京都新聞が「アユの稚魚、琵琶湖沿岸部で激減」と報じた。琵琶湖のアユの稚魚「ヒウオ」の漁獲量が激減しているというのだ。「ヒウオ」とは聞きなれない名称だ。地域によって指す魚が違うようだが、琵琶湖では琵琶湖産の子鮎のことを指す。「氷魚」と書く。琵琶湖ではアユのことをコアユと呼ぶらしい。つまり琵琶湖のアユは海に下らない陸封型なので小形である。それでコアユと呼ばれている。
データブック滋賀(滋賀の統計情報)に琵琶湖の魚種別漁獲量があるので、アユの項目を抜粋した。「こあゆ」の漁獲量は近年一貫して減少していることがわかる。「ひうお」については近年のデータがないものの、あゆ苗については、これも減少傾向にあるようだ。