運転免許返納

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タレントの高木ブーさん(84)が運転免許証を自主返納したとニュースで見た。あのドリフターズも80代なのか。免許返納の年齢になったことが信じたくなかった。これは警視庁主催のイベントで行われたセレモニーで高木ブーさんが運転免許の返納をPRしていた。
この免許返納だが、まだ進んでいないのではと思っていたが、統計データを見たら状況は大きく変化を始めていることが分かった。
警視庁に運転免許統計というものがある。これによると「申請による運転免許の取消」の件数は平成19年(2007)では1万9,457件でしかなかったのが、平成28年(2016)には34万5,313件にまで急増している。 「申請による運転免許の取消」とは免許返納の正式名称である。免許返納という言葉で広く認識されるようになったそうだ。
一方、運転免許証に代わる身分証明となる「運転経歴証明書」の発行も増えている。平成19年(2007)には1万2,406件だったのが、平成28年(2016)では29万5,523件と急増している。
高齢者の起こす事故が頻繁に報道されることで返納する人たちが増えていることも確かだろうが、事故を起こす前に返納するという慎重な人たちよりも、これだけ危険性を指摘されていても、自分は大丈夫と考える高齢者たちが問題であろう。そしてそういう高齢者は少なくない。




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運転経歴証明書交付件数の年別推移

 

 
出所:運転免許統計(警察庁)