栃木県那須町で高校生ら8人が死亡する雪崩事故が発生した。悪天候のため茶臼岳登山を中止し、ラッセルの訓練中に雪崩が起きたと見られている。訓練はスキー場で行われていて、そこに新雪が滑り落ちる表層雪崩が起きて、大きな事故につながってしまった。
国土交通省の砂防に関するサイトに、「全国の雪崩発生件数と死者・行方不明者数(昭和63年までは(社)雪センター調べ、平成元年から国土交通省砂防部調べ)平成28年6月現在」がある。これによると雪崩事故は珍しくなく毎年起きている。また大規模な事故も時折起きている。最近では平成18年(2006年)豪雪時には死者も多数出している雪崩事故が起きている。データを見るとこの前後から雪崩発生件数も増えているように見える。気候変動によって予測を間違える事故がこれからも増えるのではないだろうか。
出所:国土交通省・雪崩防災 全国の雪崩発生件数と死者・行方不明者数