5月から電気料金が大幅値上げされる。再生可能エネルギーの賦課金が増額されることが主な要因だそうだが、火力発電の燃料の原油やLNGの価格が上昇していることも要因だ。
日本の発電事情はどうなっているのか資源エネルギー庁の電力調査統計を調べてみた。電力調査統計表の発受電実績(一般電気事業者)を時系列にまとめてみた。発受電とは、自社の発電施設で生産した電力と他社から融通して貰った電力量をあわせたものである。
それによると、再生可能の新エネルギーの最近3年間の発電量推移は以下の通りである。
2013年度 169億4656万kWh
2014年度 269億9733万kWh
2015年度 391億8086万kWh
規模は小さいが、169億が2年後には391億kWhにまで増加している。しかし水力発電のまだ半分以下である。
一方、火力発電は震災以降、大幅に増加し、現在に至っている。
この状況を見る限り電気料金の値上げは今後も続くのだろう。