賃上げ率

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春闘が始まった。最近は政府が賃上げの旗を振る「官製春闘」になっているが、まるで本末転倒のような形で、どうもしっくりこない。今年のベア水準は低いままだそうだ。ではこの賃上げ率は過去どのように推移してきたのだろうか。厚生労働省が民間主要企業春季賃上げ集計というデータを取っているので調べてみた。
「民間主要企業における春季賃上げ状況の推移」では東京オリンピックの翌年の昭和40年(1965)からデータが取られている。高度成長真っ只中で、万博、そしてオイルショックという大きな出来事を経験する時代であった。この時の賃上げ率は10%、20%、そして昭和49年(1974)の32.9%という信じられないような賃上げを実施している。今から見ると羨ましいように見えるが、この時代のインフレは激しく、生活は苦しく、将来への不安も大きかった時代である。
バブル経済の時代は5%前後で推移して、平成14年(2002)に2%を切り、長く低迷するのだが、平成26年(2014)にやっと2%の壁を越えた。
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第2表 民間主要企業における春季賃上げ状況の推移

(注)
1.平成15年までの主要企業の集計対象は、原則として、東証又は大証1部上場企業のうち資本金20億円 以上かつ従業員数1,000人以上の労働組合がある企業である。(昭和54年以前は単純平均、昭和55年以降 は加重平均。)
平成16年以降の集計対象は、妥結額(定期昇給込みの賃上げ額)などを継続的に把握できた、資本金10億円以上かつ従業員1,000人以上の労働組合のある企業313社。(加重平均)

2.分散係数は、妥結額の四分位分散係数で、次の式により計算した。
なお、四分位分散係数は、妥結額の企業間のばらつきが大きいほど、その値は大きくなり、ばらつきが小さいほど値は小さくなる。

 

 
出所:厚生労働省 春闘 春季賃上げ