サウジアラビアの国王が王族や企業幹部千人を同行して日本にやってきた。サウジアラビアと言えば原油埋蔵量世界一の産油国である。国王が来日するのは46年ぶりで、日本からの投資や人材育成を期待していると報道されている。
ところでサウジアラビアとはどのような国なんだろうか。Saudi Arabiaの公式サイトの統計データを見てみた。
まず人口だが、2017年で総人口は32,612,641人である。特徴的なのは表で分かるように65歳以上が3.2%しかいない。非常に若い人口構成になっている。
家計調査を見ると、月平均支出は、Totalで15,367(SR)である。SR(サウジアラビア リヤル)は1SR≒30円である。項目別支出は以下の通り。
食品と飲料 2594
タバコ 37
布地、アパレル、シューズ 889
住宅、水道、電気、ガス、その他の燃料 3183
家具 1213
ヘルスケアサービス 266
輸送 1515
コミュニケーション 919
レクリエーションと文化 444
教育 341
レストランとホテル 715
その他の個人用品およびサービス 3251
このデータを見る限り普通の生活に見える。しかし、医療、教育が無償で、所得税、消費税、住民税が無い、となると羨ましい限りである。これなら少子化問題とは無縁だろう。
出所:Saudi Arabia Household Expenditure And Income Survey General Authority for Statistics