参議院選挙が始まって様々な議論がなされている。議論には必ずデータが提示される。提示されたデータを見るだけでなく、できるだけ客観的な公的データを見ておきたい。
今回は安全保障。先日、国会議員の”防衛費を「人を殺すための予算」とした発言”が物議をかもし出した。一方で、中国軍の戦闘機が「前例ない接近」して威嚇したという報道がされた。
今回の参議院選挙でも安全保障は重要な争点である。そこで今日本を取り巻く状況はどうなっているか「防衛白書」を見てみた。
「わが国周辺における主な兵力の状況」と「各国の核弾頭保有数」「主要国・地域の兵力」を抜粋した。
このデータで防衛力が明らかになると言うものではないだろうが、目安として確認しておきたい。

出所：平成27年版防衛白書
出所：図表I-0-2-1（わが国周辺における主な兵力の状況（概数））
出所：資料1　各国の核弾頭保有数とその主要な運搬手段
出所：資料2　主要国・地域の兵力一覧（概数）