参議院選挙が始まった。様々な議論が始まっているが、このとき各党自分たちに都合のいいデータを提示するのが常である。そこでできるだけ客観的な公的データをまとめて置くことにする。
今回は社会保障費。今回の選挙でも社会保障は重要な争点である。とくに今年は18歳選挙権が導入される初めての選挙になる。しかし若年層には社会保障と言われてもピンと来ない人も多いであろう。しかし、これに関わる費用はハンパ無く莫大で、今後の国民の生活が想像以上の困窮を極めるかもしれないと思って取り組む必要がある。それはデータという数字を見ることで実感できるので、社会保障統計年報データベースから社会保障給付費を見てみる。年金、医療、福祉などの社会保障給付費は毎年1兆円を超える給付費増(自然増)が生じている。「消費税1パーセントで約2兆円の税収が増える」という統計があるが、それなら1年おきに消費税を1%上げていかなくてはならない。
出所:国立社会保障・人口問題研究所ホーム>社会保障統計年報>社会保障統計年報データベース