参議院選挙が始まる。様々な議論が始まる。このとき各党自分たちに都合のいいデータを提示するのが常である。そこでできるだけ客観的な公的データをまとめて置くことにする。
今回は農林水産物輸出。
TPPで農業が頻繁に話題になるが、昔と違って最近は農産物の輸出が大きなテーマになる。日本の輸出品の主役と言えば自動車、家電だが、話題性では農産物に移りつつある。とは言っても全輸出品の中では全く存在感のないような小さな金額でしかない。実際にその数字を確認しておく必要だあるだろう。
農林水産省が「農林水産物輸出入概況」を発表しているので、これを参考にする。データを整理して表にした。
農林水産物の輸出は輸出総額のやっと1%に到達したところだ。たった1%である。しかし、その伸び率は2013年から飛躍的に伸びてきている。2008年から2012年は様々なこともあり低迷したが、2004年から2007年にかけても伸びは大きかったのが注目される。
出所:農林水産省 農林水産物輸出入統計 農林水産物輸出入概況