乳がん罹患数

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著名人の乳がんの報道がされ、再び乳がんが注目されいる。日本人女性の14人に1人が乳がんを患うとか、40代後半が最も多いといった情報は頻繁に目にするが、実際はどの年齢で何人位が乳がんを患うのかデータを確認してみた。

国立がん研究センターがデータを公開しているのでそこから引用する。上皮内がんを含まない患者と上皮内がん含む患者に分けてデータは取られている。

上皮内がんは上皮内にとどまって、がん細胞が浸み込んで他細胞に広がっていかない病変のことで、がん、つまり悪性新生物や悪性腫瘍とは区別されている。

1975年の上皮内がん含む患者数は11,123人が2011年には81,319人に増加している。36年で7倍以上に増えた。1975年当時は45-49歳の患者が最も多かったのが、2011年では60-64歳が最も多くなっている。なお2015年の乳がん罹患数は89,400人で増加傾向は止まらない。




乳がん推定罹患数推移

出所:国立がん研究センターがん情報サービス「がん登録・統計」