九州・佐賀県でたまねぎが大変なことになっているらしい。佐賀県は全国2位の生産量を誇るたまねぎの生産地である。その佐賀で「べと病」という生育不良を招く病気が蔓延しているという。このため収穫量は平年の半分と訴える生産者も多いのだそうだ。
たまねぎはあらゆる料理の材料として重要な食材であることは言うまでもない。日本ではどの位作られているのだろう。作物統計を見てみた。
時系列データを見ると平成26年(2014年)は国内で116万9000トンも作られている。80年代、90年代の130万トンからは減少したものの、収穫量は横ばいで安定している。
ランキングを見ると北海道が圧倒的な1位である。全体の60%近くを生産している。2位の佐賀は約15万トン収穫。3位の兵庫、4位の長崎は約3万トンを収穫している。たまねぎ生産は北海道に大きく依存しているので、今回の佐賀のような病気が北海道で蔓延したら被害は甚大になるだろう。