安倍首相は2017年4月に予定する消費税率10%への引き上げを19年10月まで2年半延期することを正式に表明した。これで消費税増額分の税収は期待できなくなったわけだ。消費税は1989年に3%から始まって、1997年に5%、2014年に8%まで上がってきた。過去を振り返って見ると、消費税率を引き上げても税収全体が減少していることもあり、税率アップには賛否が分かれる。
税は我々の生活に大きく関わるので、国の税収がどのように推移してきたのか見ておこうと思う。財務省に「一般会計税収の予算額と決算額の推移」があるので掲載する。
出所:財務省・財政関係基礎データ(平成28年4月)一般会計税収の予算額と決算額の推移