タクシーの車両数

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先だって、スマートフォンでハイヤーやタクシーを呼べる配車サービスを提供する米国Uber(ウーバー)が自動運転車のテスト走行を開始したと発表した。無人運転ではなく必ずドライバーが運転席に座っており、いつでもマニュアル運転に切り替えられるそうだ。

このUber、一般人が自分の自家用車を使って空き時間に客を取って運ぶというサービスも提供している。日本でもこのサービスを始めようとしたら、白タク行為に当たるとして、中止することになった。

では、一般人が運転したらダメだが、無人運転だったら白タク行為になるのだろうか。そんなことは置いておいて、タクシー業界の置かれている状況を調べてみた。

国土交通省の自動車関係統計の「ハイヤー・タクシーの車両数と輸送人員」によると、平成26年(2014年)のハイヤー・タクシーの車両数は238,606両で、最も台数の多かった平成18年(2006年)の273,740両より35,134両も減少している。輸送人員も減少に歯止めがかからない状況だ。ここにUberのようなサービスが新規参入してくる。今後の業界の推移に注目したい。

ハイヤー・タクシーの車両数及び輸送人員640

出所:国土交通省 自動車関係統計データ