豆腐店

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減り続ける豆腐店を支えるために「日本の豆腐文化を守る議員連盟」(豆腐議連)が発足するそうだ。豆腐は今も昔も同じように食べ続けている自分としては、豆腐店はそこまで追い詰められているのだろうかという思いである。そう言えば近所の豆腐店も高齢化で閉店した店をいくつか見ている。多くの消費者は豆腐はスーパーで買うから、わざわざ豆腐店に行かなくても問題はない。では豆腐店はどうなっているのだろう。データを見てみた。

全豆連の豆腐事業者数の推移・販売額等によると昭和30年代には豆腐店は5万店を超えていた。その後、減少の一途をたどり、平成19年には1万2000店を割り込んでいる。しかし、豆腐の需要が減少したため豆腐店が減少したとは言えないようだ。農水省の食品用大豆の用途別使用量の推移によると、豆腐・油揚に使われる大豆の量は平成9年(1997年)には50万トン弱でほぼ横ばいで推移してきた。平成20年(2008年)あたりから減少し始めていて、平成26年(2014年)には45万トンを切った。しかし豆腐店の減少とは違った動きをしている。

この豆腐についてはしっかりした統計が取られていない。豆腐そのものの生産・販売数量金額などがないため大豆の使用量から推定せざるを得ない。和食には欠かせない食材でありながら扱いは軽いようだ。

豆腐製造業事業所数の推移

 

食品用大豆の用途別使用量の推移

 

出所:全豆連 豆腐事業者数の推移・販売額等
出所:農水省・大豆のホームページ > 大豆関連データ集_食品用大豆の用途別使用量の推移