福岡空港が民営化される見通しになったと報道された。仙台空港に次ぐもので、2017年度に民営化される。空港には「会社管理空港」「国管理空港」「地方管理空港」「共用空港」等がある。会社管理空港とは管理主体が空港株式会社で成田空港などがある。国管理空港とは国土交通省が管理主体で東京国際空港等で、地方管理空港は都道府県知事が管理主体となっている空港である。また共用空港は防衛大臣が設置主体となり国土交通大臣が管理主体の空港である。今回民営化される福岡空港は国管理空港である。
福岡空港と言えば東京、成田に次ぐ主要な空港である。それを民営化して効率化させなくてはならないというのなら、他の空港はどうなるのだろうか。全国の空港の着陸回数ランキングを見てみた。
国土交通省に空港管理状況【参考資料】平成25年(暦年)空港別順位表と言うランキングがあるので参考にした。東京国際空港の平成25年着陸回数は、年間が201,621回、日平均が553回である。成田空港は、年間111,694回、日平均307回、福岡空港は、年間85,320回、日平均234回である。グラフで明からなように、4位以下は関空まで同じような着陸回数である。先に民営化が決まっている仙台空港は年間着陸回数27,277回、日平均75回である。一方、日平均10回以下の空港が67もある。これを見る限り空港の運営の苦しい状況が見えてくる。
出所:国土交通省_空港管理状況【参考資料】平成25年(暦年)空港別順位表
(参考)
■会社管理空港
成田国際空港/中部国際空港/関西国際空港/大阪国際空港
●国管理空港
東京国際空港/新千歳空港/稚内空港/釧路空港/函館空港
仙台空港/新潟空港/広島空港/高松空港/松山空港
高知空港/福岡空港/北九州空港/長崎空港/熊本空港
大分空港/宮崎空港/鹿児島空港/那覇空港
○特定地方管理空港
旭川空港/帯広空港/秋田空港/山形空港/山口宇部空港
▲地方管理空港
利尻空港/礼文空港/奥尻空港/中標津空港/紋別空港
女満別空港/青森空港/花巻空港/大館能代空港/庄内空港
福島空港/大島空港/新島空港/神津島空港/三宅島空港
八丈島空港/佐渡空港/松本空港/静岡空港/富山空港
能登空港/福井空港/神戸空港/南紀白浜空港/鳥取空港
隠岐空港/出雲空港/石見空港/岡山空港/佐賀空港
対馬空港/小値賀空港/福江空港/上五島空港/壱岐空港
種子島空港/屋久島空港/奄美空港/喜界空港/徳之島空港
沖永良部空港/与論空港/粟国空港/久米島空港/慶良間空港
南大東空港/北大東空港/伊江島空港/宮古空港/下地島空港
多良間空港 新石垣空港 波照間空港 与那国空港
★その他の空港
調布飛行場/名古屋飛行場/但馬飛行場/岡南飛行場
天草飛行場/大分県央飛行場/八尾空港
☆共用空港
札幌飛行場/千歳飛行場/三沢飛行場/百里飛行場/小松飛行場
美保飛行場/ 岩国飛行場/徳島飛行場