この時期、街中イルミネーションだらけになる。いつからだろう、こんなになってしまったのは。あまりにも多いのでありがたみも感動も薄れてしまった。東京だけでも、丸の内イルミネーション、日比谷シャンテ、秋葉原UDX、東京タワー、六本木ヒルズ、お台場イルミネーション、赤坂サカス、東京ドームシティ、東京スカイツリータウン、Bunkamura等など、上げだしたら切りがない。LED電球の数も丸の内イルミネーションLED約106万個、お台場イルミネーション約22万個、六本木ヒルズ約110万個、東京ドームシティ約220万個と使用しているLEDの数も膨大だ。いったいLED電球はどの位売れているのだろうか、確認してみた。
経済産業省生産動態統計年報・機械統計編(旧機械統計年報)平成25年(2013)時系列表を使う。LEDランプは2012年から統計が取られている。直近の2013年では生産が249万2千個、受入が2,866万0千個、販売が2,325万8千個である。
注)受入とは
ア.他企業から購入したもの(輸入を含む。)
イ.同一企業内の他工場から受け入れたもの
ウ.委託生産品及び委託加工品を委託先の工場(下請工場を含む。)から受け入れたもの
エ.返品(戻入れ)されたもの
年間3,000万個以上のLED電球が生産・輸入され、2,300万個以上が販売されている。残りは他工場、他企業へ出荷している。販売されている2,300万個がどの位なのか分からないので、他の電球と比較してみる。白熱電球の2013年販売数が9億7,493万4千個、蛍光ランプの2013年販売数が2億3,173万4千個である。やはり桁違いに小さい数字だ。
出所:経済産業省生産動態統計年報 機械統計編(旧機械統計年報)平成25年(2013)