ジャパネットたかたの高田明社長が退任を表明した。まだお若いのに残念である。このジャパネットの快進撃は日本の通販業界の歴史でもある。いったいどの位売り上げているのだろうか。そもそも通販業界はどのように推移してきたのか気になったのでまとめておく。
通信販売業界に関しては公益社団法人日本通信販売協会という団体がある。ここの通信販売市場の売上高についての調査によると、市場推計値では2012年が5兆4100億円にも上る。2002年の2兆6300億円から10年で2倍に拡大している。
詳細は公益社団法人日本通信販売協会のサイト参照。

ジャパネットたかたの売上高も凄まじい勢いで伸びてきた。1993年には43.1億円だったものが、ピークの2010年には1759億円も売り上げている。直近の2013年の売上は1423億円に落ちたものの1000億円を遥かに上回っている。通販業界の最大手と言えば、アマゾンである。アメリカで成功して日本に遅れて入ってきたものの、その勢いはさらに拡大して、2013年では7639百万ドルも日本国内で売り上げている。1ドル約100円としても約7600億円もの売上でジャパネットの5倍にも上る。

株式会社ジャパネットホールディングス会社概要より作成

Amazon.com　Annual Reports and Proxiesより作成