台風の寿命

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過去最強クラスと言われる台風8号が近づいている。中心気圧は935ヘクトパスカル、最大風速50メートル、最大瞬間風速は70メートルというから、かなり危険な台風だ。この台風、発生したのは4日午前9時だから、もう4日が過ぎている。ではいつまで台風8号は台風でいられるのだろうか、調べてみた。 気象庁の台風の統計資料、台風の順位の中に長寿台風というのがあるではないか。ランキング1位は19.25日という長寿台風である。1986年8月18日に発生した台風14号である。前年にプラザ合意があって日本がバブルに突き進み始めた頃だ。約20日間も台風として存在したのだが、この年大きな被害を出したのはこの台風ではなく、先に発生した台風10号が集中豪雨で各地に被害を出している。統計によると半月以上台風として存在したものは6回もある。データを見る限り近年急に増えたとは思えないのだが。ちなみに、台風の定義は、気象庁Webサイトによると、北西太平洋に存在する熱帯低気圧のうち、低気圧域内の最大風速がおよそ17m/s(34ノット、風力8)以上のものということである。

長寿台風ランキンググラフ

長寿台風ランキング表
出所:長寿台風